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計画停電の効果的な方法の提案

計画停電の効果的な方法の提案

この度の東日本で発生した大地震におきまして、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
現在、東京電力管内と東北電力管内で計画停電が実施されている中、市民生活に様々な影響が出ているとお伺いしております。
そこで、エネルギーシンクタンクとしての弊社の経験を踏まえ、計画停電の効果的な方法をご提案させていただきます。
現在の状況を想定した上で、記載させていただいており、現状にそぐわない恐れもありますが、ご了承ください。
計画停電は現在市民生活に大きな負担を強いていますが、まず必要なことは、現在どの程度の電力を使用していて、いつごろ足りなくなりそうなのかをリアルタイムで情報提供する事が非常に重要だと考えます。その情報により、市民の方々は停電に対して、計画定期な対応が可能となると考えられます。
計画停電の経験は、新たな技術・サービスの提供のチャンスになると思います。スマートグリッドによるエリアエネルギーマネジメントと言う、新しい技術・手法を世界に提供することができます。
今後とも、早期に通常の状況に戻る為に必要なことを、微力ながら可能なかぎりお手伝いしたいと思います。

平成23年3月17日
備前グリーンエネルギー株式会社

計画停電の効果的な方法の提案

短期的な取組
計画停電の大きな負担は、以下の2点が大きいと考えられます。
1) どの時間帯に停電になるのかわからない。
2) すべての時間帯で、一生懸命節電を心がけなければならないのか。

そこで、以下のような状況になるようにご提案したいと思います。
1) 段取りできるように、どの時間帯で停電になるか、30分-1時間前に分かるようにする。
停電がくるなら準備が必要です。30分-1時間前に停電が来ることが必ず分かるようにすることが良いと思います。

2) 安心感を得られるように、どの時間帯で停電になりそうか、市民が予測できるようにする。
いつ停電が来るのかドキドキして待つのは、疲れると思います。だいたい停電が来る時間帯を予測できるようにすることが良いと思います。

3) 皆が協力できるように、どの時間帯で、一生懸命節電を心がければ良いか分かるようにする。
全ての時間帯で、一生懸命節電するのは大変です。我慢すれば良い、時間帯を分かるようにして、その時間だけ皆さんで努力してもらえるようにすることが良いと思います。

1. でんき予報の再開
東京電力では、平成21年7月9日〜9月11日まで、でんき予報というホームページを掲載し、その日の需要量を1時間ごとのリアルタイムで掲載していました。
これは、すぐにでも活用できると思いますので、すぐに再開することを提案します。

これで、いつの時間帯で節電が必要なのか分かるようになります。

2. 最大電力需要の現在値と予測値の共有
最大電力需要の現在値と予測値を、5-10分間隔で更新し、NHK等のテレビやYahoo等の大きなポータルサイトへ伝達できるように体制を整えることは、でんき予報のシステムを利用すれば、直ぐにでも行えると思います。
もし、直ぐには難しければ、まずは人の手で更新しても構わないと思います。

その値と最大供給量まで残り何%なのか、NHK等のテレビの右肩上やYahooなどで常時表示して頂ければ、市民は何時頃から停電になるのか、何時頃から省エネを頑張れば良いか分かると思います。

3. エリアの細分化(枝番の付加)及び順位付け
現在の5グループでは、グループ分けが大きすぎると思います。その中である程度の枝番を振って、予測値が最大供給量の80%に達したら、その30分後に枝番の何番〜何番を停電します、90%に達したら、その30分後に枝番の何番〜何番を停電します、と機械的に判断できる表を前日に発表しておけば、市民は停電の予測ができると思います。
また、実際停電する場合は、30分前にはテレビで枝番の番号を速報すれば良いのですから、市民も停電を計画的に準備することができると思います

中期的な取組
1. エリアデマンド予測値の共有及びコントローラーの作成
短期的な取組の2で示した最大電力需要の現在値と予測値をインターネット網や携帯電話網を通して、大・中規模需要家(工場や都庁などの大型事務所)に送ります。東京電力の需給状況が逼迫してきた情報を受け、自動的に自動販売機の消灯、一部のエレベーターの停止、インバーターを活用した空調の能力低下、一部の照明の消灯などを自動的に行うシステムを開発することが良いと思います。
これは、建物で行っているデマンドコントロール(最大需要電力管理)を電力会社管内と言う、大規模エリアで行う事になります。世界中で開発競争中にある「スマートグリット」の大きな第一歩となります。
多くの建物で既にデマンドコントロールを行っているため、それほど開発に時間は要しないと思います。

2. 公共建物への太陽光発電+充電設備の導入
夏に向け電力需要のピークは、朝・夕から昼間に移ってきます。災害時の対応も考え、公共建物に太陽光発電と充電設備を急いで導入されると良いと思います。
太陽光発電は、夏期のピークカットに非常に有効です。
また、停電時でも太陽の光で発電し、利用出来る非常用コンセントがあります。充電設備と組み合わせれば、ピークカットと災害時の最低限の電力を充電しておくことができるので、一石二鳥になります。

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