実績

地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業
(松前公園体育館)

【概要】
 松前町では、平成30年度に松前町地球温暖化防止計画(第四次 地球温暖化対策実行計画(事務事業編))を改訂し、CO2排出量を、2030年度に2013年度比で40%削減するロードマップを策定しました。
 2019~2020年度にかけて、松前公園体育館、松前町総合福祉センターおよび松前総合文化センターの省エネ対策を行う計画で、まず2019年度に松前公園体育館において、省エネのための設備更新を行いました。

照明

 運用状況を把握した上で適正照度への調整を行う照度センサと調光LEDを導入しました。照度センサや無線による個別照明調光は最新技術のため、これらを運用し、他体育館や事務所への横展開のためのノウハウの蓄積を図ります。

空調

 空調は、初めに空調負荷削減、次いで高効率設備の導入を検討しました。可能な限り全熱交換換気扇を導入し、外気負荷を削減するとともに、空調最大能力のダウンサイジングを図っています。
 高効率設備の導入は、人感センサで制御を行い、人の有無に応じた温度の適正化を図るパッケージエアコンを導入しました。例えば、人数が変動する廊下は、稼働時間を適正化するため、人感センサを取り付けた空調機を導入しました。

クラウド型BEMS

 エネルギー使用量を計測し、使用量管理を行います。また、空調の設定温度や稼働時間を記録し、分析することで空調運転の最適化を図ります。さらに、空調の設定温度の制限を行い、設定温度の適正化を図るとともに、外気温に応じた空調能力制御を行い、部分負荷時にエアコンが高い効率で稼働するようにしました。
 BEMSは、従来のようなデマンドコントローラーではなく、エネルギー使用量を詳細に計測し、使用量目標と現状使用量の比較を行い、インターネットを通して、複数の部署で使用量を管理できるようにすることで、目標達成管理のツールとして用います。
 クラウド型BEMS、取り組みチェックシート、カーボン・マネジメント支援ツールを用いて、松前町のカーボン・マネジメント体制に組み込みます。そして、管理する指定管理事業者、施設の担当課、事業の取りまとめを行う町民課、松前町地球温暖化防止計画推進本部が連携して、確実なCO2削減目標達成を図ります。

事業年度:2019年度

エリア:愛媛県松前町

契約先:松前町

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