笠岡市の多様な公共施設のエネルギー管理を行う
「笠岡市カーボン・マネジメント強化設備導入業務」に採択されました
備前グリーンエネルギー株式会社(以下 当社)は、公募型プロポーザル選定の結果、笠岡市カーボン・マネジメント強化設備導入業務 (以下 本業務)を受託しました。本業務は、株式会社中電工と当社とのグループにより実施します。本事業において、当社はコンストラクション・マネジメント業務を担当します。
対象施設
今年度の対象施設は、笠岡市立カブトガニ博物館、井笠広域資源化センター(リサイクルプラザを含む)、鴨方消防署の3施設となります。組織の異なる多様な施設のなかで、共通のプラットフォームをもったエネルギーマネジメントシステムを導入することにより、組織の垣根を超えた公共施設の面的なエネルギー管理を実現します。
導入設備と効果
具体的な導入設備は主に、照明、空調、BEMS(ベムス)(Building and Energy Management System、日本語ではビル・エネルギー管理システム)です。
特に空調は、L2-Tech(エルツーテック)(先導的(Leading)な低炭素技術(Low-carbon Technology))水準機器を導入し、人検知センサー・床温度センサー機能により、不必要な空調稼働を自動的に抑制できます。またBEMSは、エネルギー使用量の見える化機能やエネルギー使用量の目標管理機能を有しており、ネットワーク経由で他施設から省エネの進捗状況の把握が可能です。
これらの設備を導入することによるCO2削減量は46.6t-CO2/年、ランニングコスト削減額は1,822,121円/年と計算されます。
今後の展望
L2-Tech等の先導的な技術を優先して採用するなどの先進的・モデル的な取組は、近隣の自治体関係者や民間企業の省エネルギー化のノウハウ普及促進につなげることができます。また、クラウド型BEMSの利用により、エネルギー使用状況・能力抑制状況の把握を行い、市・組合の他施設でも実行可能な効果的な運用改善を実施します。
この内容についてはアットプレスでもプレスリリースされております。(外部リンク)