ZEB

Scope of Business事業内容

ZEB(ゼブ)は、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。

弊社はZEBプランナーに登録し、ZEBの普及に取り組んでいます。
受注する設計業務、省エネコンサルティング業務について、ZEBが占める割合を2025年度に80%以上とすることを目指します。

新築、既築に関わらずZEBの実現に関してお気軽にお問い合わせください。

備前グリーンエネルギーのZEB事業の特徴

  • 既存建築物のZEB改修に精通

  • 弊社では、特に設備リニューアルのタイミングでの既存建築物のZEB改修に強みを持っており、多くの実績があります。
    地方公共団体所有の公共施設では、今後15年間に竣工から30年を迎える施設が多くなるタイミングとなり、設備リニューアルが検討されます。
    また、地方公共団体には国の地球温暖化対策計画に沿った温室効果ガス排出量削減を行うことが求められています。
    これら両方の問題を解決すべく、弊社では施設の長寿命化に合わせたZEB化を提案しています。

  • レジリエンス強化にも対応

  • 近年頻発・激甚化する自然災害に強い(レジリエンス性の高い)施設へのリニューアルとZEB化を同時に行う支援もしています。
    これにより、地球温暖化対策、防災対策、施設長寿命化、光熱費削減を同時に実現できます。

  • ZEBプランナーに登録

  • ZEBプランナーとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業の趣旨ならびに、「ZEBロードマップ」の意義に基づき、「ZEB設計ガイドライン」や自社が有する「ZEBや省エネ建築物を設計するための技術や設計知見」を活用して、一般に向けて広くZEB実現に向けた相談窓口を有し、建築設計、設備設計、設計施工、省エネ設計、コンサルティング等の業務支援を行い、その活動を公表するもののことです。
    弊社は、ZEBプランナーの登録(登録番号ZEB29P-00010-PGC)を受けています。

ZEBプランナーとしての取組み実績

ZEBの詳しい内容を確認できるZEB特設サイトを開設しました

「ZEBって何?」「どうやって進めるの?」「どんな事例があるの?」など、ZEBについて分かりやすく説明しています。ぜひご覧ください。

(バナーをクリックするとZEB特設サイトが開きます)

自治体様向けにZEB化改修のご提案資料を用意しました

自治体様でZEB化改修を考えられている方、ZEBについてよく知りたい方、ぜひご確認ください。

(画像クリックでPDFが表示されます)

ご興味のある方はZEBお問い合わせよりお問い合わせください。

メリット

光熱水費
導入費
環境
専門知識
状況把握・データ分析

Result実績

多摩市公共施設改修に伴うZEB化実現可能性調査業務

業務の概要

本業務は、民間及び自治体で行っているZEBの先進事例や採用されている省エネ技術を調査するとともに、ZEB達成に有効な省エネ技術の効果の分析や導入における課題とその対策の整理を行うことにより、官庁施設への効果的な導入手法の検討を行い、官庁施設における ZEBの実現に有用な技術資料を作成することを目的とします。

業務の内容

(1)計画策定の背景と目的(調査の背景と目的の整理)
(2)対象施設のエネルギー基礎調査
  ①現状のエネルギー消費量(基準値)の算出
  ②実際のCO2排出量の算出
(3)ZEH-M、ZEB導入可能性調査
  ①外皮性能の向上及び設備改修の検討
  ②再生可能エネルギー設備の導入検討(蓄電池等の利活用を含む)
  ③概算工事費・改修スケジュールの算出
  ④ZEH-M及びZEB実現性の整理等
  ⑤国庫補助事業活用の検討
(4)市の計画策定業務に関する支援

事業年度:2022年度

エリア:東京都多摩市

契約先:多摩市

打出教育文化センターZEB化検討業務

概要

第5次芦屋市環境保全率先実行計画に基づき、温室効果ガス排出量の削減目標(2030年度に2014年度比40%削減)を達成するため、公共施設のZEB化等の省エネ改修について検討する必要があります。そのため、打出教育文化センターにおいて、高効率設備や再生可能エネルギー設備等の導入により、ZEB化等の省エネ改修について検討します。

業務の内容

(1)現状把握調査
・図面の確認と現地調査を行い、施設の現状を整理する。また、施設管理者から聞き取りを行い、設備の現状について整理する。

(2)対象施設の現状のエネルギー消費量の算出

(3)ZEB化基本設計
・現実的に導入可能な高効率設備や再生可能エネルギー設備等の導入を検討し、ZEB化(Nearly ZEB以上)に向けた基本設計を行う。

事業年度:2021年度

エリア:兵庫県芦屋市

契約先:芦屋市

令和3年度管理本館ZEB化可能性調査業務

概要

福岡県南広域水道企業団の管理本館から排出される温室効果ガス削減を目的とした、管理本館のZEB化を実現するために、本業務において対象施設のエネルギー調査やZEB化に必要な下記集内容、CO2削減効果などの検討を行い、具体的なZEB導入手法を盛り込んだ「既存公共建築物ZEB化モデル計画」を策定しました。

業務の内容

(1)調査の背景と目的の整理
・建築物ZEB化の目的と位置づけを検討し、整理する。また、建築物の省エネルギー化を取り巻く情勢や状況等について整理を行う。

(2)対象施設のエネルギー基礎調査
・現状のエネルギー消費量(基準値)及びCO2排出量の算出

(3)ZEB導入可能性調査
・外皮性能の向上及び設備改修の検討
・再生可能エネルギー設備等の導入検討(蓄電池等の利活用を含む)
・標準入力法を使用したZEB評価
・概算見積費・改修スケジュールの算出
・既存改修設計を用いた省エネ、経済性比較
・ZEB実現性の整理等
・国庫補助事業活用の提案

(4)企業団の計画策定業務に関する支援

事業年度:2021年度

エリア:福岡県久留米市

契約先:福岡県南広域水道企業団

環境省 温室効果ガス排出抑制指針(業務部門)等の普及・啓発委託業務
(ZEB実現の普及・啓発活動業務)

概要

地球温暖化対策計画(平成28年5月閣議決定)では、業務その他部門において2030年度に2013年度比約40%の温室効果ガス削減が求められており、同計画及びエネルギー基本計画(平成26年6月閣議決定)において、「建築物については、2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現することを目指す」ことが掲げられています。

こうしたことから、業務用建築物の脱炭素化、特にZEBの実現に資する取組の一層の充実化を目的として、本業務が実施されました。

業務の内容

弊社は、本業務の受託者として以下の内容を行いました。

1. ポータルサイト「環境省ZEB PORTAL」の運営・管理等
ポータルサイト「環境省ZEB PORTAL」の運営、管理、更新に加え、ZEB化を検討している方々向けのコンテンツを拡充しました。
具体的には、ZEB化を検討している方々がどうしたらZEB化を実現できるのかをイメージできるよう、ZEB化実現までの手順・スケジュール(例)、費用やスケジュールの実績を含んだ事例紹介、よくある質問のコンテンツを追加しました。
弊社が追加したコンテンツは環境省ZEB PORTAL「導入したい」をご参照ください。
※「ステークホルダー間の関わり」は弊社で作成したコンテンツではございません。

2. 建築物省エネ技術等の普及・啓発活動
エコプロOnline2020にて、ZEBの基礎知識、補助金制度、ZEB化実現までの流れなど、ZEBに関する幅広い内容を紹介し、ZEBの普及促進を図りました。

3. ZEBリーディング・オーナー向けアンケート
「ZEB化に関する効果的な支援」「ZEB化の満足度」「運用改善の実施状況」「投資回収年数」について調査するため、ZEBリーディング・オーナー向けにアンケートを実施しました。

4. ZEBに関する個別相談会
ZEB化を検討している地方自治体向けにZoomを用いた個別相談会を開催し、ZEBの制度、ZEBの補助金、設計検討などの質問に回答しました。

5. 大阪府合同相談会
大阪府自治体のZEBに関する理解をより深めていただくことを目的として、大阪府内の自治体が合同で参加するZEB合同相談会(勉強会)をZoomにより開催しました。合同相談会では、事前に大阪府自治体から寄せられたZEBに関する質問に回答しました。

事業年度:2020年度

エリア:環境省

契約先:環境省

久留米市環境部庁舎ZEB化改修工事設計等業務

久留米市環境部庁舎を改修してZEB化すると同時に、蓄電池等で防災機能も備えた建物にする工事の設計を行います。
ZEB化改修と防災機能の追加の同時設計は、日本で初めての取組みになります(※自社調べ)。
平時は公共の業務を行う建物である一方、非常時には地域の防災拠点の一つとして確実に稼働させるため、平時と非常時で異なる対応を検討する必要があります。

『ZEB』(100%再エネの建物)設計
太陽光発電の最適設計
建物の影の影響を考慮しながら最大限の太陽光パネルを配置する一方、建物にかかる荷重を極力減らすための軽量な太陽光設備の導入を図ります。

最適な蓄電池システムの設計
発電量・電気需要量予測技術とBEMS(Building Energy Management System)を連携し、蓄電量の最適制御を図ることを目指します。

使い勝手、快適性を高めた設備設計
照明は、照度や人感センサと組み合わせることで、自動的に最適な明るさを選択する無線調光システムの導入を検討します。
真空ペアガラスと断熱を導入した上で、高効率空調と全熱交換換気システムを連動させることで、高い省エネ性を達成します。
BEMSを導入し、そのデータを分析することで『ZEB』に導入された設備の最適運用を図ります。 

防災対策
非常時の最適な設備稼働設計
停電時の太陽光発電、蓄電池から照明や空調に電力を供給し、停電が1日以上続いた場合でも施設が稼働できるようにします。

確実な耐震施工を行うための設計
設備の設置にあたり、耐震クラスSの施工が確実に実施されるようにします。

事業年度:2019・2020年度

エリア:福岡県久留米市

延床面積:2089.36㎡

建物:地上3階 鉄筋コンクリート造

久留米市既存公共建築物ZEB化可能性調査

既存建物の「環境部庁舎」「中央図書館」「えーるピア久留米」の3施設のZEB導入可能性調査を行います。
公共建築物の複数ZEB導入可能性調査は、九州地域で初の試みです。

既存公共建築物に関するZEB導入可能性調査の検討方針は、
1) 本業務の対象施設である3施設のZEB化の検討、
2) 1)の検討結果を元にした既存公共建築物へのZEB化改修の展開
を主目的と考えております。
当社では、ZEB化の推進で重要なことは、実現に向けての事業の進め方にあると考え、対象施設を実際にZEB化するための技術提案から事業スキームまで提案し、以下の手順に沿ってZEBの実現を支援いたします。

  1. 図面の確認、現場調査
  2. 建物断熱手法の検討
  3. 設備、制御方法の検討査
  4. エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)への入力
  5. 再エネの検討
  6. BEMS、蓄電池の検討
  7. 改修費用の算定

また、ZEB化後に必要となる最適運用と職員の負担増への課題についても解決策を提案し、ZEB化が早期に進むことを支援いたします。

事業年度:2019年度

エリア:福岡県久留米市

津山市総合福祉会館 様(津山市)

昭和57年竣工の既存建物を平成28年、29年の2ヶ年でZEB化改修しています。古い建物でもZEB化可能、ZEB化により建物が快適になることを多くの来場者に体感してもらえる建物を目指しました。

空調・断熱設備
屋根断熱、Low-Eペアガラス、全熱交換換気扇で空調負荷を最大限削減し、最適能力の高効率エアコンを導入。

照明設備
照明は、高効率LEDと照度センサ、人感センサを活用。

エネルギー管理システムBEMSの導入
BEMSで用途別エネルギー使用量、部屋別空調使用量の把握。

これにより、使用人数の変化、使用時間の変化があっても柔軟に対応し大幅な省エネを維持します。

事業年度:2016年度

エリア:岡山県津山市

補助事業名:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業(ZEB)

延床面積:2,286㎡

建物:地上4階、地下1階 RC造

年間CO2削減量:47トン-CO2/年(実績値)

導入サービス:・高効率LED、照度センサ、人感センサを導入
・高効率エアコンの導入
・屋根裏断熱の導入
・Low-Eペアガラスの導入
・全熱交換換気扇の導入

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