補助支援

社会福祉法人 備前市社会福祉事業団 様(備前市)

省エネ設備を組み合わせ、CO2削減50%(更新前)を目指す

1.ESCO事業で太陽熱温水器を導入
〜ヒートポンプ給湯機も合わせて導入〜

当施設では、お風呂(普通浴室、特殊浴室)や厨房のお湯を、これまでA重油ボイラーで沸かしていました。しかしながら、燃料価格の変動に困っており、CO2排出量も多いことから、更新することになりました。そこで選択したのが太陽熱温水器。1980年代は、隆盛を誇っていましたが今では見過ごされた技術となっています。しかしながら、経済性メリットは太陽光発電よりも上。環境省も、この技術を認めていただき、導入することとなりました。ヒートポンプ給湯機も、合わせて導入しています。

2.ぺアガラス×エアコンで空調能力アップ

空調対策は、まずペアガラスを導入し建物の断熱強化をした上で、空調負荷計算を行い、最適能力を持つ空調機を導入します。これによって、
①空調機の効率向上
②空調機の導入費用抑制
という効果があります。また、室内の温度変化も抑制されるため、快適性が上がると同時に結露がなくなるため、入居者にとって過ごしやすい空間となります。

3.CO2削減50%を目指す

-光熱費は37%削減―
本事業では、更新前のCO2年間排出量48tに対して、50%削減(24t)を目指しており、非常に意義深い事業と言えます。また、備前市では、平成18年度に策定した「地球温暖化対策実行計画」において、平成25年度までに4%削減(平成18年度比)を目指しており、本事業で、市内の全福祉施設8か所の合計CO2排出量約700t-CO2に対して3%削減することとなるため、市にとっても大きな意義を持つ事業であったのではないでしょうか。
光熱費は37%削減が見込まれており、こちらは事業運営にとって大きなメリットとなりました。

事業年度:2009年度

エリア:岡山県備前市

概要:平成21年度 環境省・地方公共団体導入技術率先対策補助事業
「デイサービスセンター大ヶ池荘ESCO事業 CO2排出量50%削減事業」
省コスト効果:約37%の省コスト

建物:1階建

対象延床面積:363㎡

所在地:岡山県備前市伊部964-5

年間省エネルギー量(予測):約311GJ(ギガジュール)削減

省エネルギー効果(予測):約43%のエネルギー削減

年間CO2削減量:約24トン-CO2/年

導入サービス:・LOW-eペアガラス 58㎡(58枚)
・高効率パッケージエアコン 13台
(総能力89kW)
・業務用ヒートポンプ給湯機
(加熱能力28kW 貯湯槽2.2トン
・太陽熱温水器 2セット
・照明 蛍光灯安定器26台
    誘導灯5台

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