調査・研究・計画策定

燕市 次世代エネルギー活用可能性調査業務

業務の目的

燕市では2022年6月14日に『2050 年までに二酸化炭素排出実質ゼロ』を目指すゼロカーボンシティ宣言を行い、脱炭素社会実現と環境負荷軽減のため、様々な事業を進める事としています。
しかし、冬季は太陽光発電量の低下が避けられない地域のため、脱炭素社会実現に向けて太陽光発電以外の、冬季の積雪時でも発電可能な風力エネルギーについて利用可能性を明らかにしておくこととなりました。

本業務では、風力エネルギーを利用できる地域を見出し、地域での具体的な小風力による電力利用の方法や経済効果を「燕市モデル」として提示することにより、小風力発電を地域で産業利用し、ものづくり産業の集積による地域産業および地域経済の活性化、安定したエネルギーの活用による地場産業の産業競争力の向上を推進していく起点とします。

さらに、本業務に基づく「燕市モデル」を提示し、小風力エネルギーの利活用の機運醸成に向けた勉強会等を開催することにより、新規の企業誘致に繋げることを目的としました。

業務の内容

1. 小風力発電FS調査
① 小風力発電に関するポテンシャル調査
小形風力発電システムを導入するにあたり、適切な風力ポテンシャルがあることや、燕市内各地における風力・風向のばらつきや地域差を確認するため市内5箇所で風況調査 機器を設置して調査を行い、データを収集しました。また、その結果に基づき、小形風力発電のポテンシャルを評価しました。
② 経済活性化等を図れるかどうかについての経済性評価

2. 調査結果を活用した小風力エネルギー利活用の機運醸成
① 小風力エネルギー勉強会等の開催
市内事業者、個人事業主を主な対象とし、小風力発電エネルギーの市内企業での活用や発電事業への新規参入などの再生可能エネルギーの域内利用に関するセミナーを開催 しました。
② FS調査報告書作成

事業年度:2022年度

エリア:新潟県燕市

契約先:燕市

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